2011年12月21日水曜日

「事故になれば福島の比ではない」――もんじゅ研究者が指摘

「もんじゅは燃料棒同士が非常に接近してブランケットでまとめられており、溶融すれば大きな塊となって暴走し、核爆発する危険が軽水炉よりずっと高い。そうなれば福島どころではない事態になる。琵琶湖も汚染され関西はだれも住めない」

という危険性をさしおいても、維持費だけで年二三三億円、すでに数兆円をかけて実現の見込みが全くないことに対して誰一人責任は取らない。原子力産業にとってみればとてもやめられない金が降ってくる事業だし、そこから献金が回ってくる政治家もほくほく、立地自治体は何も努力せず金が降ってくる。金に目がくらんで何も見えない思考停止に陥った利権システムが日本を壊滅させる。3.11福島でそういう現実が明らかになったにもかかわらずマスメディアは電力・原子力産業に経営基盤を握られていてその広報機関に成り下がっているだけ。そういうマスメディアの情報だけに頼っているほとんどの日本人は従順で模範的でお上の言うことが正しいことだと信じる。

 北朝鮮では独裁者が死んだというときに大きくその名前が報道されるが、日本という霞ヶ関集団をトップとする独裁社会主義国家は決して個人の名前で独裁者とは言わない。民主主義体制の根幹である選挙で選ばれた国会議員の立法府も、司法も、官僚トップの行政独裁体制には全く抵抗すらできない。3権分立、民主主義、とはどこの国の話しなんだろうか。

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