2011年7月20日水曜日

戦争の回避

 米国(軍産複合体)はソ連という脅威がなくなって心底落ち込んだと思う。軍事予算が縮小すればお先真っ暗。9.11を一番待ち望んでいたのは、こともあろうに米国自身だった。アフガン、イラク、北朝鮮という新たな脅威を作り軍事予算は増強された。それに日米同盟の中味も改訂された、日本は米国の戦争に協力するように。  北朝鮮が民主国家であろうがなかろうが、軍事的な脅威がなくなれば一番困るのは米国(軍産複合体)。日本にいかがわしいミサイル防衛システムなど売れなくなるから。  日本の核武装が抑止力になるという人がいるが、日本に対して先制攻撃した場合に反撃されるおそれがあるから抑止になる、ということだが日本なんて小さな国は先制攻撃で全滅し反撃など不可能だ。その場合同盟国の米国が反撃するだろうか。米国本土に反撃されるおそれのある攻撃を米国が他国のためにやるはずがない。同じ理由で米国の核の傘なんて無意味だ。  では、日本は他国の脅威にどう対応すればいいのだろうか。日本を軍事的に攻撃すればメリットよりもデメリットのほうが大きい場合だ。例えば中国は日本を侵略するメリットより遙かに大きな経済的な損失を受けるなら攻撃しないだろう。直接日本との経済関係がなくなる上に国際的な経済制裁を受けるだろうから。  経済的・文化的な共存・共栄が深まれば軍事衝突の危険は少なくなるだろう。北朝鮮もしかり。やはり貧しいと言うことが最大の諍いの原因だと思う。世界から貧困をなくすのが人類が滅亡から逃れる唯一の方法じゃないだろうか。

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