2012年7月8日日曜日

<東電福島原発事件異聞・消費者から嫌われる東芝・PANASONIC>


<東芝>
 3・11から大分経ってから原子炉メーカーの東芝が、一部の関係者の間で話題になった。ビジネス部門の知識が不足している筆者は、水素爆発した原子炉メーカーのことに、思いが至らなかった。
 ネット新聞に東芝社長の「原子炉製造が東芝の主体」という趣旨の発言を目にして、ようやく核爆発した3号機が東芝製であることがわかった。親類に東芝社員がいるという知り合いが「若い社員が福島に飛ばされてかわいそうだ」という話をするのを聞いて、大いに頷いたものだ。

 なぜ東芝が原子炉メーカーなのか。調べると、それが判明した。小泉―ブッシュのイラク・アフガン戦争の、共闘の上に咲いたあだ花のように、東芝は悲願の米原子炉メーカー・ウエスチングハウスを法外な資金でもって、子会社化したものだ。
 背景に戦争がからんでいた。ブッシュ政権は小泉内閣の恩に応えて、原子炉メーカーを小泉経由で東芝に払い下げたのだろう。同内閣が9条憲法違反をしていた悪しき実績でもある。

 郵政民営化は、ワシントンと三井住友の連携が、大きくモノをいった一番なのだった。郵政族の怨念の対象の一つが、三井住友と傘下の東芝だった、という論理構成も頷けるだろう。ちなみにPANASONIC政権支援に忙しい経団連会長は住友である。
 財閥と野田内閣は、小泉内閣同様に一体関係にあるのである。民衆と無縁の政権なのだ。
 東芝は現在、中国で原子力燃料の被覆管に使用されるジルコニウムを生産稼働させた。国内外の反原発の怒りの運動をよそに、悪魔企業による核への取り組みに反省は見られない。
 東芝の反撃は、新聞テレビに広告を氾濫させることなのだ。マスコミは東電のみならず、東芝とも深く癒着している。
 我が家は5年ほどで東芝冷蔵庫が壊れた。代わりは、なんとPANASONICである。この次からは原発メーカー製品を購入するのは、やめにしたい。息子が買ってくれたパソコンも東芝製ときている。これもいずれ他社に買い替えねばならない。
<日立・GE・鹿島・読売>
 1、2号機は米GE製だ。日立製作所との共同製作という。日立もGEも東芝同様に、雲隠れして真相に蓋をかけている。原発本体はゼネコンの鹿島なのだという。これも驚きだ。鹿島と中曽根の深い仲は知る人ぞ知る、である。姻戚関係にある。
 鹿島の独占に中曽根がかんでいる。連携マスコミは読売だ。3・11事件が、水面下の悪しき勢力を全て水面上に浮かび上がらせている。

0 件のコメント:

コメントを投稿