2013年5月16日木曜日

橋下徹氏発言の背後にある人権侵害肯定価値意識


彼らの頭のなかには、二つの種類の人間が存在する。

支配する者と支配される者である。

彼らは、自らを支配する側に所属する者として認識し、これとは無関係の、他者としての、支配される側の存在として一般大衆を位置付ける。

支配者にとって、一般大衆は、自らの利益、自らの目標を達成するための道具に過ぎない。

この道具を再生産し続けるために、使い捨てた一般大衆の死者を祀る施設を美化し、参拝を続けるのだ。

橋本徹氏や石原慎太郎氏の言葉は、従軍慰安婦制度を肯定する以前に、戦争そのものを肯定している。

従軍慰安婦制度が人権侵害であると同時に、戦争そのものが人権侵害であるという、根本的な事実に対する認識が完全に欠落している。

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