2013年1月17日木曜日

巡り巡って格差社会

長年の自民党政治を振り返れば無駄な事業が国民の富を減らしてきた記憶がよみがえる。公共事業を削らずに歳出を削るとすれば削られるのは社会保障費である。そうした政権を国民は年末の選挙で誕生させた。


世界一の金貸し国である日本の一人あたりの国民所得は北欧諸国に遠く及ばず、格差大国アメリカをも下回っている。そのアメリカでは1%の金持ちが99%の富を握っていると言われるが、日本が目指すのはアメリカではなく北欧諸国のような国づくりではないか。
 東日本大震災では日本人の整然とした行動が世界の人々に感銘を与えた。その頃、来日したブータン国王夫妻によって日本人は「幸福度」という指標を知り感銘を受けた。それから1年後の日本人は、それを忘れたかのように格差社会の方向に「いつか来た道」を歩み出している。

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