2011年11月24日木曜日

大前研一:福島原発事故に何を学び、何を生かすべきか

目次:

 事実をありのままに分析し提言した
 福島原発事故はまぎれもなく「人災」である
 原子力安全委員会の指針には、どう書かれていたか
 現在の指針がある限り、過酷事故は再び起こり得る
 いかなる事態でも冷温停止させる設計思想が必要だ
 「想定外の大津波」は責任逃れの詭弁
 保安院、政府、東電が謙虚に受け止め、反省すべき2点
 災害規模を前提にした対策の議論はあまり意味がない
 「格納容器神話」はわずか1日で崩壊した
 「多様化」こそが原発事故のリスクを削減できる
 事故の教訓を踏まえないストレステストなど無意味
 事故の早い収束と停止中の原発の安全性確保を急げ

報告書のPDF資料および映像へのリンク

 実際、1号機のメルトダウンは震災当日の夜には始まっており、3月12日には完全に熔け落ちた状態になっていた。これを炉心溶融は起きていない、と言い続けた政府、保安院、東電の罪は大きいし、その嘘を暴けなかったマスコミの責任は重い。

 提言にもあるように、監督・監視の責任が不在というのは信じがたいことである。
(人災であるにも拘わらず未だに誰も責任をとっていない)

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